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スポーツ推薦で入学する場合の
学費について

 大学に入学した場合、どれくらいの学費が必要だと思いますか?学費といっても様々なものがありますが、一般的な内訳として、入学金(初年度のみ)、授業料、その他費用(施設設備費、実験実習費、後援会費、学会費、保険料など)があります。留学などを希望する場合は、留学先の大学に支払う授業料などが別途必要になります。

 初年度に納付する金額(入学金+授業料)の目安として、国立大学は817,800円(授業料535,800円+入学料282,000円)、公立大学は931,235円(授業料537,809円+入学料393,426円)、私立大学文系は1,146,819円(授業料746,123円+入学料242,579円+施設設備費158,118円)、私立大理系が1,501,233円(授業料1,048,763円+入学料262,436円+施設設備費190,034円)、私立大医歯系が4,606,887円(授業料2,737,037円+入学料1,038,128円+施設設備費831,722円)となります。

 在学中の費用についても(授業料+施設設備費)×在学年数として計算すれば、在学中に必要な学費がおおよそ見えてきます。国立大学・公立大学は、施設費・実習費・諸会費などを徴収される場合が別途あります。
(出典:ベネッセマナビジョン保護者版 入学から卒業までにかかるお金(2)学費編)
https://manabi.benesse.ne.jp/parent/okane/02/page2.html

大学生活で必要な学費とは?

スポーツ推薦で大学に入学すると学費が免除される?

 ではスポーツ推薦で大学に入学すると、学費の免除はあるのでしょうか。入学方法が一般の学生と違い、スポーツで評価するため学費の免除はあるとしても限られたものになるでしょう。ただ「スポーツ特待生」となると、学費の免除や給付金の支給を受けることができる場合もあります。いくつか例を挙げてみましょう。

1.芦屋大学の「スポーツ特待生選考」

※出典:芦屋大学【特待生】スポーツ推薦入試(スポーツ特待生選考) http://www.ashiya-u.ac.jp/exam/system/sports.html

芦屋大学では、各学部の学科ごとで募集人員を定めています。「スポーツ特待生」の出願資格は以下の通りです。

1)高等学校あるいは中等教育学校を卒業した者、又は2019年3月卒業見込みの者で、学習成績全体の評定平均値が3.0程度以上の者、かつ出身学校長及びクラブ顧問又は所属団体責任者の推薦を受けた者

2)高等学校卒業程度認定試験、又は大学入学資格検定に合格した者で、クラブ顧問又は所属団体責任者の推薦を受けた者

3)外国において学校教育における12年の課程を修了した者、又は2019年3月31日までに修了見込みの者

※専願の場合合格後の辞退はできません。

上記に該当することを前提に、実技などの選考方法で合否判定されます。競技種目もバレーボール・バスケットボールをはじめ11競技で指定しています。

スポーツ推薦入試(こちらではスポーツ特待生選考と呼んでいる)で合格した場合、初年度の学費は140万円必要ですが、ランクに応じて学費が減免されます。40万円から120万円の範囲でランク別に設定されています。

2.静岡産業大学の「スポーツ特待生」

※出典:静岡産業大学 特待生制度・奨学金等 http://www.ssu.ac.jp/campuslife/scholarship/

静岡産業大学では「スポーツ特待生」として、新入生向けには入学後競技を継続できる人が対象で、スポーツの実績により授業料が免除されます(10万円~授業料全額)。期間は4年間ですが、1年ごとに審査があります。在学生向けにも、部活動でのスポーツ成績が優秀な3・4年生を対象とし、20万円を上限に1年を期間としています。新入生、在学生共に返還義務はありません。


スポーツ奨学金という制度もある

 仮に一般入試で大学に合格しても、各スポーツの競技において、優秀な成績を収めた場合、奨励金という形式で実施している大学もあります。自己申告ですが、法政大学の例を掲載します。

法政大学「スポーツ奨励金」

※出典:法政大学「開かれた法政21」奨学・奨励金(給付型) http://www.hosei.ac.jp/campuslife/shogaku/dokuji.html

創立120周年を記念し、各分野で優れた実績を挙げた学生を奨励し育成するために設けられた制度で、返還は不要です。家計状況を考慮しません。採用期間1年間で、過去に申請したことがあても採用・不採用を問わず、毎年申請することができます。給付額は授業料半額相当額(※ただし、2019年度より200,000円または400,000円に変更)を支給されます。体育会に所属していなくても応募は可能ですが、全てのスポーツが該当するとは限りません。


スポーツ推薦で合格しないと補助が受けられないということはない

 法政大学の「スポーツ奨励金」に似たような方式を他の大学も採用しています。

 明治大学では「スポーツ奨励奨学金」という形式で、体育会運動部監督や部長の推薦があれば、授業料年額相当額または授業料年額2分の1相当額を給付します。 https://www.meiji.ac.jp/campus/shougaku/nav/list_handling.html

 このようにスポーツ推薦で入学することだけが、授業料の免除及び給付に繋がるという事ではありません。一般入試で入学しても、体育会部活動で成績を残す活躍を見せることができれば、援助対象の可能性もあります。仮にスポーツ推薦で入学できなかったとしても、免除や給付は入学してからも可能性があります。是非諦めずに挑戦してみてください。